背伸び日記

ベートーベンの「6つの変奏曲」が終わって、先生と次の曲の
相談をした。

かねてから、ショパンの「幻想即興曲」を弾きたいと思っていたが、
前に習っていた先生から、却下が下りてから、しばらく遠ざかっていた。

「死ぬまでになんとか弾けるようになったらいいんですが」と、破門を覚悟に
恐る恐る先生に申し上げたところ、
意外なことに、弾いてみてもよろしい、という許可がおりた。

この曲は、右手が8つの音を弾くと同時に、左手は6つの音を
弾くので、タイミングの取り方が難しい。

この本にもあったのだが、超スロースピードで、拍をきっちりとって
正確に弾く練習をした。

すると、悲しいことに、これがショパンの幻想即興曲か、というくらい
なんの曲を弾いているかわからなくなる。

あと5年ぐらいしないと弾けないかな、と思っていたら、
最近不思議なことに、右手の音と左手の音が合ってきた(ように聞こえてきた)

背伸びをしてみるものだ。
韓国語も。

ソウルマイハート 背伸び日記 (講談社文庫)

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